着物道コラム&ブログ

2019年10月29日

即位の礼

即位の礼

『きものとは心身ともに自分を高める衣服』


もっとも輝く日本女性になるための着物道
谷加奈子です。


『着物を通して日本人の持っている素晴らしい能力』を
アップすることで


最高の魅力を手に入れるポイントを
お伝えしています。


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さて、本題にはいりましょう!


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2019年10月28日は、「新月」です。

新月とは
月の満ち欠けのリズムに合わせて
約29日に一度、新しく月が生まれる日。

「新しく生まれる」って素敵な言葉ですね。
今日から新しいことを始めてみませんか?


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  ◆◇即位の礼◇◆
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10月22日は、雨の中
「即位の礼」が粛々と行われました。

その日は、どなたも
きっとテレビに
釘付けだったことでしょう。


最初にお召しになられた
「帛御袍(はくのごほう)」と呼ばれる束帯は
天皇陛下が「即位礼」を行うことを
皇祖神とされる天照大神をまつる賢所へ
ご報告に上がられるときにお召しになるお召し物。

皇后陛下は
五衣の上に唐衣と裳を重ねた十二単で
賢所に上がられました。

ともに
真っ白の練絹(ねりきぬ)。

練絹とは
経糸、緯糸ともに
精練(せいれん)していない
生糸で織り
その後に不純物を取り除いた
絹織物のことをいいます。


※精錬
繊維に含まれる
不純物を取り除く方法。


練絹は
柔らかい光沢が特徴なので
雨の中でも
美しく純白の絹が
輝いていました。


そして、「即位礼正殿の儀」では
天皇陛下のみに許された特別な装束
黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)を
お召しになられました。


黄櫨染は
淡く赤みがかった茶色。
黄櫨(はぜ)の樹皮の煎汁に
蘇芳を重ね染めします。

なんと、平安時代
嵯峨天皇(786~842年)以来
天皇が儀式で着用する袍の色と定め
もっとも厳格な禁色で
太陽が一番高い所に昇った時の色をいいます。

その時代から
変わらずに植物だけで染め
その技法が守られてきました。

今は、化学染料・合成染料が
主流になっていますが
位が高い人がお召しになる
衣の色は簡単に染まるものではなく
時間もお金もかかり
容易なことではありませんでした。


ちなみに
皇太子時代には
黄丹袍(おうにのほう)という
古式装束をお召しになっていましたね。

黄丹袍は、
黄櫨染御袍と比べると
オレンジに近い色で
昇る朝日の色をいいます。



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      ◆◇話題から広がる日本文化◇◆
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今回の「即位の礼」は
色々な話題がありました。

天皇陛下、皇后陛下の
お召し物について
各局で放映され
国民の知るところとなりました。

また、安倍総理の奥様の洋服も
話題にのぼりました。

先日、打ち合わせに
小学校に行ってきたのですが
担任の先生たちから
生徒から昭恵夫人のお召し物が
話題が上がっていると
聞きました。

昭恵夫人のお召し物について
様々な意見がありますが
話題に上がることで
お子様たちの関心を
引き出すことができたことは
喜ばしいことだと思います。

何故、
天皇陛下しか
あの色を着ることができないのか

何故
昭恵夫人のお召し物は
注目されたのか

この何故が
日本の文化について
増えていくと
知る機会が増え
調べるようになる。

そのきっかけは
大人が作ってあげると
自然と学べることと思います。

着物には
日本人の豊かで
深い感性を磨くための
着ることで学べる衣です。

その機会が増えるほどに
心が豊かになっていく。

なぜなら
感性を磨くことで
美しさも磨かれていくからです。

日本人のDNAにある
美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
ご自身の心次第です。

あなたはどこで
キレイを磨いてますか?
感性を磨いていますか?

着物を通して
日本人の持っている
素晴らしい能力を
一緒に学びませんか?

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。


着物道では
少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。